しこさほこの歌詞

ロボットに恋をしてしまうという歌です。
プロモをじっくり見てみると「あー!」ってわかるかな。
ってたけぴが言ってました*1
恋を『してしまう』というより、なんかこの詞には、
恋をするためにそのロボットを作ったんじゃないかなーと思わせるような冷静さがある気がします。
精神病院の先生が来る日も来る日も日がな一日浴槽に釣り糸を垂らしている患者さんにある日「釣れますか」と訊ねたところ「釣れるわけないじゃないですか、浴槽なんだから」という答えが返ってきた*2
ていう話をなんとなく思い出すような。
そういう狂気ていうか、怖さを感じます。奇妙な冷静さが根底にあるの。
そのへんまで詞を書いた人自身意識してたんだろうかと思うと、してそうな気もするししてなさそうな気もするよ。
ただ相手がロボットだっていうのをきちんと描写しようとしたのが仇になっただけかもしれないし。


とにかくそれでも私はこの歌を狂人の歌と思ってるわけです。
ぱっと聴いた感じかわいいし楽しいし、きれいだし、詞もそうよね、
でも掘り下げると狂ってるていうのが、どうもアヤビエってバンド自体にも通ずるものがあるような気がする。
そのへん代表曲たる所以かもしれんね。わからんけどね。

*1:ほんとに手紙の返信から抜粋しやがったわけです(しかもねえや宛の)

*2:これWeb上で見たはずなんだけどどこで見たのか思い出せなくて具合わるい